下半身太りと上半身太り

下半身太りと上半身太り

下半身太りという言葉自体は誰もが当たり前のように使っていますが、どんな基準で下半身太りとか上半身太りという風に決めているのでしょうか?


実はこの2つの太り方は、次のように脂肪がどこに付きやすいタイプかという違いがあるのです。


  • 内蔵脂肪タイプ:上半身太り(リンゴ型肥満)
  • 皮下脂肪タイプ:下半身太り(洋ナシ型肥満)

下半身太りとは

内蔵脂肪と皮下脂肪というのはその名の通り内蔵の周りに付くか、皮膚の下に付くかという違いですね。もう少しわかりやすく言うと自分でつまめるお肉が皮下脂肪つまめないお肉が内蔵脂肪ということです。


一般的に男性はリンゴ型肥満、女性は洋ナシ型肥満が多い傾向にあります。


そのため、下半身太りに関する情報やアイテムなどは、ほとんどが女性向けのものですが、男女によってどうしてこのような差が出てしまうのでしょうか?

なぜ女性は下半身太りになりやすいのでしょうか?

疑問

実際に下半身太りに悩む方の多くが女性なわけですが、女性ばかりが下半身太りという状態になってしまうのは何か理由がありそうですよね。


これは女性には「出産」という大事な役割があることと、「内蔵脂肪の付きにくさ」が関係していると考えられています。


出産に備えて女性は下半身に脂肪が付きやすい

妊娠

通常、女性にとって脂肪はあってはいけない邪魔なものというイメージがありますが、本来脂肪はエネルギーを蓄えるためのものであり、また外部からの刺激を緩和するという役割を担っています。


そして女性が妊娠、出産をするための重要な器官である子宮や卵巣などの生殖器は下半身にあるので、その周辺を守るためにもお尻の周りや下腹部に脂肪が必要になるわけです。


もしも全く脂肪がなかったら、ほんのちょっとした衝撃がお腹の中にいる赤ちゃんに直接伝わってしまいますね。


そう考えると、普段は嫌われ者でしかない脂肪もとても大切な役割をしてくれていることがわかりますね。


このように女性はなるべくして下半身太りになりやすい性質があると考えられるのです。

内蔵脂肪が付きにくいため下半身が太って見える

内蔵脂肪

男性は内蔵脂肪が付きやすい傾向があります。その理由は、脂肪をうまくエネルギーに変えるためと言われています。


男性は力仕事に適した体になるように女性よりも筋肉が付きやすい体質ですが、筋肉を使うためにはエネルギー源となる脂肪も必要です。


しかし、皮下脂肪というのは外部の衝撃から体を守ったり、水分を保持するような機能があるためエネルギーに変換しにくい傾向があるのです。使いすぎてしまったら本来の機能を失ってしまいますからね。


そこで脂肪をよりエネルギーに変換しやすくするために体に蓄えたのが内蔵脂肪という形なのです。


結果的に男性に多くみられるのが上半身太りで、全体的にはそれほど太っていないのにお腹だけぽっこりと出っ張っている人もたくさんみかけますよね。


しかし、女性では痩せているのにお腹だけ出ている人をあまり見かけませんね。赤ちゃんを育てる器官を守るためにも下腹部のあたりに脂肪が付きやすい気がしますが、男性のようにポッコリとお腹だけでているという女性は少ないと思います。


このように女性は男性に比べて上半身に脂肪が付きにくい傾向があるために、上半身に比べて下半身が「相対的に」太っていると感じてしまうのではないかと思います。


もちろん、食べ過ぎれば女性だって上半身に多く脂肪が付きます。例えば、TVのダイエット企画などに出てくるような極端な肥満の方というのはほとんど下半身よりも上半身の方が大きいですね。


そのような方の肥満の原因を探ると、明らかに甘いものや高カロリーのものを過剰に摂取しています。


でも一般的に言えば女性の方がスタイルなどを強く気にしている方が多いので、男性に比べれば内臓脂肪を多く蓄えてしまうような暴飲暴食をする人は少ないでしょう。


そのため、それほど太っていない人(内蔵脂肪が付くほど暴食してない人)は、どうしても守るべきものが多い下半身が太って見えてしまうのです。


以上のように、下半身太りとは「出産に必要」であることと「内蔵脂肪の付きにくさ」から、女性の方が下半身太りに悩みやすいのです。


太腿やお尻といった部分の脂肪は、大切な赤ちゃんを育てるためにもとても重要な機能なので、足の太さが気になっても無理なダイエットなどをせずに、まずはむくみを改善して、あなたが持っている本来の足の太さに戻してあげるように心がけてみて下さい。